私は43歳で転職を決意した

2016年1月に転職をすることを決意しました。理由は職場環境の劣悪さに嫌気がさしたからです。

外資系であった前々職が、経営不振を理由に日本から撤退を決めました。これから私たちはどうなるのかと不安でいっぱいでありました。

するといくつかの日本の企業が、買取に乗り出してきました。その中でも最大手である企業の買収が決まり、大きく胸をなでおろしました。

希望を胸に入社を果たし、事業所に配属されました。しかし、配属された事業所は人手が全く足りない状況。

その企業は、急ピッチで事業を拡大を図っており、もともと人手が適正人数にたりていない状況で、次々と新しい事業所を立ち上げていました。

私の配属されたところも御多分に洩れずの人手不足。長時間労働はもちろん、休日出勤も多々ありました。

またPHSを持たされていましたので、休日はもちろんのこと、深夜や早朝に関わらず連絡が入ります。

そんな状況の中、私は半ばノイローゼ状態になり、とうとう耐え切れることができずに、退職を申し出ました。

当時43歳という年齢。果たして次の仕事は見つかるのだろうか。半ば発作的に申し出た退職を後悔する日々が続きました。

ただもう前を向くしかありません。不安な気持ちが幾度となく持ち上がってきたときは、自分の気持ちを奮いたたせるように仕向けてきました。そんな状況の中、転職活動を進めるうちに、転職エージェントを通じて、私の経験を買ってくれる、ある企業に出会うことができました。

結果的に、転職活動を始めてから3社目に当たるその企業に、私は入社することができました。最初のうちは面接さえもしてくれず、書類審査だけで振り落とされてきました。

やはり年齢の壁は厚いと感じていた矢先のことでしたので、面接をしてくれるその企業に感謝の念を抱きました。そして面接からの入社。本当に嬉しかったです。

仕事のスタイルも自分に合っていて、本当に転職して良かったと思っています。

43歳 転職